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Divine Gate -ディバインゲート- 攻略データベース

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ユニットストーリーまとめ【アオト中心】

簡易年表

  • 2年前

    蒼のクリスマス

    • アオトの弟アリトン、両親を殺害
    • ブルーノの父がシュレディンガーに殺される
    • シュレディンガー、アリトンに初恋
  • 冒険開始

    聖なる扉を目指して冒険へ

    ウンディーネ、マーメイドが加わる

    ベロニカが加わる

    • オノノコマチの元からアオトの旅へ

    ブルーノと交戦

    • 親殺しの犯人と勘違い

    シュレディンガー・サミダレと交戦

    シュレディンガーとサミダレを撃破

    サミダレが加わる

    ルリが加わる

    • ウンディーネに助けを求める
    • アオトとアリトンを勘違い
  • 聖なる入口

    夜汽車に乗って聖なる入口へ

    • アリトンも扉に向かっていることを知る

    ハムレットと交戦

    • シェイクスピア(ロキ勢力)が描き出した

    アリトン乱入、ハムレットを撃破

    アリトンと交戦

    • ウンディーネが水に還る

    シグルズと交戦

    • オズが呼び出した
    • マーメイド、ベロニカ、サミダレ、ルリが撃破される
    • ウンディーネが守護化

    オズの力で北欧神が弱体化

    シグルズを撃破

  • 黄昏の審判

    クロノスと聖なる塔へ

    扉の君と交戦

    扉の君を撃破

    ロキにより指名手配

    魔界が天界に宣戦布告、聖戦開始

  • 再醒進化

    ツヴァイと交戦

    アスルが加わる

    • 「鞘」奪還のためミレンが派遣
    • ツヴァイを撃破

    アスルと共に鞘奪還のため教団へ向かう

    教団で待ち構えるアリトン、シュレディンガー、サフェス

    マリナ、アオトを案内

    • 誰かの差し金
  • 教団本部

    ???

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アオトとその仲間たち(~No.593)


アオト

謹賀新年III

二人の少年は粉雪降る空を見上げていた。お兄ちゃん、二人で初詣に行こうよ。それは年が変わった瞬間の出来事。ほら、きっと美味しい食べ物とかいっぱい売っているよ。楽しそうな弟の笑顔を見て、刀士は幼いながらに、守ることを誓ったのだった。

アオト

ぽつり、ぽつり、降りだす雨。そんな空を虚ろな瞳で眺める少年の空いた心を埋める様に、滴り落ちる雫は「水」となり流れ込んだ。さざ波を立てることすら嫌うアオトと共に、刀型エレメンツドライバ【ワダツミ】は静かに動き出す。開かれた扉、聖なる入口<ディバインゲート>を見つけ、世界の交わりを止める為に。

刀士アオト

数多の戦いを経て、【ワダツミ:弐式】へと進化を遂げたドライバ。それは「水」を留める者として、聖なる出口<ディバインゲート>を目指す者としての願いの表れ。ただ1つだけ、けれども大きな、彼を戸惑わせる一言、青い下級悪魔が言い残した「君の罪」という、その一言だけが今もアオトを苦しませている。

水刀士アオト

天界<セレスティア>にて、水を司る精霊の試練を突破したアオトは進化を遂げたドライバ【ワダツミ:参式】を握りしめ、虹の架かる青い空を見上げた。けれどまだ、彼の心に残る決して洗い流してしまうことの出来ない罪の意識。いつまでも止む事を知らない大粒の雨は今もまだ、空いた心にだけ降り注いでいた。

流水刀士アオト

間近に迫る審判の日を前に、自分へのけじめを、親殺しの罪の償いをつける為、向かうのは常界<テラスティア>に浮かぶ孤島、竜宮郷<ニライカナイ>。本島へ戻って来たアオトの手に握られた双刀型ドライバ【ワダツミ:マブイ】。洗い流すのではなく、留めることを選択した瞳は晴れ空の様に澄み切っていた。

200万DL記念エリア1

降り出した雨、ザザ降り。だけど、いつしか少年はそんな雨を愛せるようになっていた。降り止んだ雨、ハレ晴れ。都合よく架かる虹なんてないけれど、それでも少年は空を見上げた。母なる海の青さをその瞳に映し、留めた罪と共に、聖なる扉へと。

WEGOコラボII

少年は一人、路地裏に佇む老朽化した建物へと足を踏み入れた。そこで飛び交う言葉は、必要最低限の単語のみ。僅かな交流で成立する間。さぁ、今日の獲物はどうしようか。カウンターに腰かけ、待ち構えていた主へと浴びせる第一声。サバ寿司一つ。

一緒に旅をする仲間たち

ウンディーネ

水の起源<オリジン>であり、水を司る大精霊ウンディーネは波打ち際、ただひとり、潮風に長い髪をなびかせた。寄せては返す静かな波が連れ去り、少しずつ崩れていく砂の城。きっと全てが流れ去った頃、彼女の元を訪れるであろう刀士を心待ちにして。母なる青き海の、その波打ち際で、彼女は彼を待っている。

水精王ウンディーネ

竜宮郷<ニライカナイ>へと、それは、水を留めた少年との出会いを経て。母なる青き海に包まれた孤島、水と水の共鳴<リンク>は、全てを洗い流すのではなく、全てを受け入れ、そして留める力となり、彼女を水精王へと生まれ変わらせた。彼と彼女は歩き出す、波にさらわれぬよう、砂浜にふたりの名前を残して。

プチメイド

お帰りなさいませ、ご主人様。お風呂にしますか、ご飯にしますか、それとも、ううん、なんでもないです。ご主人の帰りを待ちわびていた水の妖精プチメイド。尽くし、喜ばれることこそ、彼女の幸せ。黒いメイド服に純白のエプロン、頭に乗せたカチューシャ、清らかなる容姿とその心はご主人へ身も心も捧げた証。

マーメイド

ご主人と共に訪れた浜辺、焼けつくような暑さ、照りつける太陽は清らかな少女さえも大胆にした。透き通る海、晴れ渡る空、駆け出す砂浜、脱ぎ捨てた服、それは少し大人になった姿、水の妖精はマーメイドへと。今だけは仕事を、交わった世界を、全てを忘れ、その体を、どこまでも広がった青へとゆだねた。

癒乙女マーメイド

激戦の果ての運命の傷痕でさえ、癒乙女は癒してみせた。それは訪れた常界<テラスティア>での、自らの誓いを貫き通した少年とのひと時、そんなひと夏が、少女を大人にした。背伸びした小さな背中に感じた不吉な未来、だけど未来を信じて進む彼を、例え少年であろうと、マーメイドには止めることは出来なかった。

プチニカ

誰にでも屈託のない笑顔を見せる花の妖精プチニカは、水も滴る美女の元で、元気いっぱいに育てられていた。いつの日にか、黄昏の審判に立ち向かうひとりの、水を留めた少年の力になれるようにと、今はまだ、花開く時ではないと。そしてまた、花開く時が、永遠に訪れないことを、切に願われてもいたのだった。

ベロニカ

それでは、行ってきます。花開いてしまった妖精、ベロニカは常界<テラスティア>へと向かった。始まってしまった審判に、少しの役にでも立てればと、ひとり意気込む彼女。水を留めた少年に、いくら冷たくあしらわれようと、それでも彼女は忠実に、天界<セレスティア>の平和を願い、笑顔を振りまいていた。

ブルーノの仇討ち

ブルーノ

亡き父の仇を討つ為に機関へ志願した少年、丈の長いジャケットに込めた誓いから授かったコードネーム・ブルーノ。子供だと嘗められないよう、身の丈程の大きな銃鎚型ドライバ【マラディザンド】を力任せに振り回す。込めた誓い、父の仇、それが親殺しの罪を背負った水を留めし者と対峙する道になるとも知らずに。

聖銃士ブルーノ

幾つもの噂を抜け、辿り着いた親殺しの罪を負いし男との対峙。だけど、その男に見覚えはなかった。2年前のクリスマス、自分の目の前で父を引き裂いたのは、金髪、碧眼、そして水を操りし義口型ドライバ。やりきれない想いに溢れ出した焦燥、聖銃士ブルーノは【マラディザンド:リボルブ】を片手に崩れ落ちた。

サミダレ

崩れ落ちた聖銃士に手を差し伸べる水を留めた少年。その背後、聞こえた起動音。オリジナルを超えるにはオリジナルを倒すしかない、そこには【サミダレ】を従えた猫背の天才が立っていた。こんな偶然って、あるんだね。血相を変えた聖銃士と天才、水を留めた少年と自らを模した自律兵器の、四人の戦いが始まる。

サミダレ:マブイ

四つの水の巡り合い、深き想いを込めた銃鎚は天才の初恋を打ち砕き、海神の魂は冷めた心を貫いた。止まるはずの鼓動が、聞こえる。いや、聞こえるはずのない鼓動が、聞こえた。エレメンツハートの稼働条件は満たされ、再起動<リブート>された【サミダレ:マブイ】は初めて言葉を口にした。どうぞ、ご命令を。

サミダレの開発とシュレディンガーの初恋

氷水研アモルフォス

氷水研アモルフォス、ここでは悪しき水の研究が行われていた。繰り返される水の力での実験。人々の暮らしを豊かにする為でもなく、開かれた扉へ近づく為でもなく、さらにその先のとある目的の為に、この施設は存在し、そして研究がされていた。

被験体105、左腕に貼られた番号。いったいこの施設には、何体の被験体が用意されているのだろうか。力を抜きとられ、そして使い捨てにされる被験体。利用される側と、利用する側、そのどちらかしか、この施設には存在していなかった。

起動実験レポートAに記載されていたのは水の力により活動をする自立型ドライバ達の開発経緯から、経過報告まで、その全てだった。走り書きのそのレポートの最後、それでも僕は初恋を追い求めるよ、そんな一言が添えられていた。

初恋に目覚めた天才は初恋を追い求めた。言葉を越えた交流の先で見つけた初恋。いつか恋は、愛に変わり、そして終わりを迎える。そう、天才の初恋はいつか、純愛へと変わる。終わりを迎えるまでに、あと何人が犠牲となるのだろうか。

シュレディンガー

言葉を発することに意味はあるのか。所詮、他人同士が通じ合うことなど出来やしないのに。猫背が故にシュレディンガーと呼ばれた天才は、義口型ドライバ【ディラック】でその口を塞いだ。丁度雪が降り始めた季節、言葉を超越した交流に覚えた初恋。それは、刃と化した水が踊り舞う悲劇のクリスマスの始まり。

水才シュレディンガー

一夜にして666人の人間が殺された。2年前の冬、あまりにも悲惨な出来事は「蒼のクリスマス」と呼ばれた。シュレディンガーが覚えた初恋、交流という名の大量虐殺。逮捕された水才は【ディラック・ポール】で言葉を、口を閉ざした。そんな彼が再び姿を現したのは、世界評議会主催の新型ドライバ発表会だった。

水の天才

……。言葉一つ発さず、開発に没頭する水才は初恋を追い続けた。二年前の冬、言葉を超越した交流。そう、あの日確かに一人と交流をした。言葉は交わさず、水の刃を交し合う。そして、追い続けた初恋が入れ替わっていたことに気付きもしなかった。

自律の鼓動II

設計図へと込めた想い、それはあの日出会った初恋だった。そして完成された第五世代自律兵器型ドライバ。だが、開発の過程で生じてしまった唯一の誤算、それは一卵性双生児というありふれた例外だった。その誤算に気づきもせず開発は終了された。

残されていた開発過程の記憶、自分の名前らしき言葉を呼び続ける声。いや、正確には声ではなくタイピングであり、プログラムだった。そして、ありふれた例外による誤算により遂げられた再起動<リブート>は、初恋の果ての純愛を予感させた。

ルリ

二年前の聖なる夜、被害者となったのは人間だけだった。そう、混種族<ネクスト>であるルリは悲劇を目の前に被害をまぬがれた。ただ、心に負った傷は深いものだった。世界評議会により保護という名の拘束をされた彼女は唯一の目撃者とされ、そして、なぜ人間だけが対象とされたのか、その真実は隠されていた。

水拘獣ルリ

それでも僕は初恋を追い求めるよ、そんな走り書きを残して失踪した天才の職務放棄により解放された水拘獣ルリは命からがら逃げ出した。助けを求めたのは水を司る大精霊、だけどその隣りには、見覚えのある姿が。二年前、聖なる夜、あなたをあの場所で見たわ。唯一の目撃者は、水を宿した少年へ、敵意を向けた。

アオトのホワイトデー

コドラケーキ

最近、なぜか周囲がざわついている。少年は不穏な空気に警戒をしていた。乙女心に気付かないフリするなんて、やっぱりあなたは嫌な男ね。水を留めた心にトゲが深く突き刺さる。いいからケーキでも買って来なさいよ。言われるがままに洋菓子店へと足を運んだ少年は気が付き、そして、コドラケーキを5つ注文した。

ドラケーキ

購入した時から姿を変えていたことにも気付かず、配られた4つのケーキ。それは水精王、水の美女、花の妖精、水の自律兵器へと。そして最後の一つは、水の獣へと。えっ、私の分もあるの。予想外の展開に、驚きを隠せず頬を染める少女。この時、もう直ぐドラケーキが暴れ出すことなど、知る由もなかった。

アオトの周りのユニット

アイスエッジ

365日、いくら暑かろうが、マフラーに手袋、ニット帽にモフモフ耳あて、ムートンブーツを外すことのない、芯まで冷えた冷徹な四等悪魔のアイスエッジ。いつもクールなその姿は女子生徒からの人気も高い。極度の低血圧な異常体質であり、驚くほどの寒がりであるということを知ってしまった者は消された。

アイスブランド

その手に握られているのは、昇格の際に名前と共に授けられた氷の剣型ドライバ【アイスブランド】。冷酷無残なその手に持つのが相応しいと授かったが、氷の剣は非常に冷たく、彼が気にしたのはますます外せなくなった手袋。そして、その刃で、昇格試験で唯一逃した青い瞳をした「罪人」の行方を今も追っている。

氷刑者アイスブランド

昇格試験、6回殺すべき相手に選んだ青い瞳の男は、すでに罪人ではなくなっていた。罪人以外を殺めてはならない、それが死刑執行人学園の規則。追い続けた目標を失くしたアイスブランドの心は更に冷たく、そしてその冷たい心はいとも簡単に罪人を6日以内に6人、6回殺め、氷刑者の二つ名を背負うこととなった。

オノノコマチ

全てを魅了するのは、わざと乱した着物からこぼれ出る色香、水も滴るいい女、オノノコマチは自らの麗しさに酔いしれていた。だけど、そんな天界の憧れの的はたった一人の、なびく素振りも見せない男への不満に口を尖らせた。そしていつか、その留めた水に自分を映すことを企て、尖らせた口で笑みを浮かべていた。

水の美女オノノコマチ

幼馴染でもあり、また良きライバルでもある水の大精霊と、一人の水を留めた少年をかけた勝負が始まった。どちらが先に、彼を振り向かせることが出来るのか。幼さの残る笑顔か、それとも大人の色気香る微笑か。当の少年の嫌そうな顔は、水の美女オノノコマチにとって、今となってはご褒美の様に感じるのであった。

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扉の前にて(~No.772)

アオト、聖なる扉へ

夢幻駅アルカラ

水は幾つもの川を流れ、そして、やがて母なる海へと辿り着く。それと同じくして、この夢幻駅からの夜汽車は、幾つもの空を流れ、そして、やがて聖なる扉へと辿り着く。ただそれは、この駅に辿り着き、そして、夜汽車に乗ることが出来たらのお話。

アルカラ

水を留めた少年達の前に現われたのは獣耳の少年。俺っち、アンタを聖なる扉へ届けるよう、竜王様から言われてるんだべ。鎧型ドライバ【レティーロ】を纏った獣耳のアルカラはそう告げた。その前にまず、試験だべ。小柄な体に大きな斧、水を留めた少年は、先に扉へと向かった一人の勇敢な少年を思い出していた。

水番人アルカラ

アンタ、つえーな。【ドス:レティーロ】を解いたアルカラは少年達を夜汽車へ乗せた。揺れる景色、向かうは聖なる扉。そして車中、彼は少年へと扉付近で起きている出来事を伝える。それぞれが、それぞれの目的の為に、起き続けている悲劇を。そして、言葉は続く。そうそう、アンタの弟も聖なる扉へ向かってるべ。

罪から逃げたアオトの弟

フォクスリウム

大いなる母なる海、そんな海を彷徨っていたフォクスリウムが目にしたのは、波打ち際、寝そべりながら太陽を睨みつけていた一人の少年だった。金色の髪に、濁った蒼い瞳。その瞳は水を留めるのではなく、水を、罪を洗い流すことを選択した瞳だった。兄さんは本当に愚かだ。少年は立ち上がり、海へと刃をかざした。

フォク・スィー

猫がコンコンっ、と鳴いた。狐の面を外すこと無く変化を遂げた姿のフォク・スィー。降り出した雨に喜び駆け回る猫は、止まない雨に濡れながら喜びの笑みを浮かべた一人の少年を目にした。もっともっと、どこまでも降り続いてよ。その少年の蒼い瞳が濁っていたのは、雨のせいではなく、罪から逃げたからだった。

扉の前での再会と明かされる真相

ハムレット

そんなに女を連れて、いいご身分なこった。閉じられた入口へと辿り着いた水を留めし少年達の前、刀型ドライバ【ファントム】を携えたハムレットは不機嫌そうに笑ってみせた。一人や二人、分けてくれよ。鞘から刃が抜かれた直後、一直線に地面を走る衝撃波、かろうじて受け止めることが出来たのは少年だけだった。

闇戯精ハムレット

楽しく戯れようぜ。【ヴェノム・ファントム】を手にした闇戯精ハムレットと、水を留めし少年による闇と水の刃の戯れ。女共の前で負ける気分はどうだい。先に弾かれたのは少年が手にしていた刃。首元に突きつけられる刃、そして、その刃の主を貫いていた三つ目の刃。久しぶりだね、兄さん。その瞳は濁っていた。

アリトン

アリトンの瞳は濁っていた。あの日、自らの親の命を奪い、身も心も悪魔に捧げた時からだった。僕のフリをしながら生きるのは楽しいかい。刃と共に突きつけた真相。別にかばってくれなくていいんだよ。それにね、もううんざりなんだよ。振り下ろされた水の刃、いつかの砂浜に残した二人の名前は、波にさらわれた。

西魔王アリトン

水の刃が切り裂いたのは、水を留めし少年をずっと見守って来た精霊だった。止めどなく溢れる水。もう、私がいなくても大丈夫だよね。最後の力を振り絞ってまで守りたかった少年は、水へと還る精霊を、一人の女性として抱きしめた。兄さん、僕たちは行くんだ、完全世界へ。西魔王アリトンは傷跡だけを残し消えた。

拘束と解放II

何で直ぐに気付いてあげられなかったんだろう。あの日の彼と彼は姿が似ていても、匂いが全然違ったのに。沢山の血を浴びてきた匂いと、沢山の血を流してきた匂い。ねぇ、どうしたら彼はこれ以上、血を流さず、自分の為に生きることが出来るの。

神の降臨、更なる悲劇

シグルズ

天高く聳える塔の最上階、シグルズの手に握られたのは水の刃竜が姿を変えた神刃型ドライバ【フロッティ】だった。各々に散らばり統合世界へと降り立った六人の神達。彼が向かったのは閉じられた聖なる入口。自分を捨ててまで守りたかった弟の手により最愛の女性を失った水を留めし少年へ、更なる悲劇が訪れる。

水神シグルズ

やめてくれ。大切にしていた貝は砕かれた。やめてくれよ。主人を失くした妖精は羽をもがれた。やめろってば。散りゆく明るき花。やめろって言ってるだろ。折られた六本の刃。もう、やめてくれ、お願いだ。水を留めた少年は、全てを失くした。アタシに本気を見せてみなさいよ。水神シグルズは悪戯に笑ってみせた。

神を退け、黄昏の審判へ

黄昏の審判:水の軌跡

水の少年は、罪を被ることは、弟の為だと言い聞かせてきた。だが、誰かが殺さなければ、自分が殺されていたかもしれない。少年は、弟に助けられた。そして、弱い自分のせいで、弟は罪人になった。罪を被ることは、自分勝手な償いでしかなかった。

再会した弟、少年は殺されることを願っていたのかもしれない。だが、そんなことは周りの誰一人も願ってはいなかった。最愛の女性を失い、初めて気付いた事実、自分はいつも、生かされてきたのだと。そして少年は、初めて生きようとしたのだった。

傷つき倒れる仲間達、最後に一人残された少年。無我夢中に振るう刃、失われた落ち着き。そんな時、心に留めた水から聞こえた声。やっぱり、私がいないと駄目みたいだね。優しき水は少年を優しく抱きしめ、そして、少年は最愛の女性を抱きしめた。

神へと抗う最上階、再会した四人の少年少女。少年は傷ついた三人を癒し、また、その行為に言葉は必要なかった。僕たちは、生きるんだ。あぁ、そのつもりだ。うん、もちろんよ。おう、ったりめーよ。鞘から抜かれた刀、それが総攻撃の合図だった。

ストーリー:聖なる扉編

黄昏の審判を終えて

黄昏の審判:終章

世界評議会からの発表です。黄昏の審判は終わり、統合世界は救われました。しかし扉を開いた少年少女と、世界の裏切り者である道化竜は現在逃亡中です。発見次第、殺して下さい。そして、悪戯王の最後の言葉。やっぱり、再創<リメイク>ですね。

黄昏の審判:終章

極東国の千本鳥居、神主狐に匿われていた少年。君に、伝えなければならない話がある。それは新生世界評議会で魔界代表が読み上げた手紙の内容、聖戦の序章。友達と弟と、どうするんだい。少年は雨空に手を伸ばし、そして微かな水滴を握り締めた。

アオト:晴着

うん、良く似合ってるよ。それはお正月の出来事。息抜きも必要ですから。狐の一家に匿われたアオトは晴着に袖を通していた。そんな彼は石段から行き交う人波を眺めていた。もう、全部終わりにしてしまいたい。何度そう考えただろうか。でも、まだ、終われない。そして、この戦いで最後にすると誓ったのだった。

水咎刀士アオト

千本鳥居の下、雨は少年を打ちつける。開かれた扉の神は消え、大切な仲間達も数多く消えた。終焉を迎えた黄昏の審判、新たに始まる聖戦、それは聖なる出口を賭けた争い。それでも君は、行くと言うんだね。見送る神主狐。再び罪人になろうとも、水咎刀士アオトは歩き出す。もう二度と、君を失くしたりはしない。

黄昏の審判:水の軌跡

戦いは終わり、少年は黄昏の審判を引き起こした戦犯の一人として追われることとなった。すれ違ってしまった二人の友達、罪を重ね続ける弟、そんな三人の為、再び降り出した雨の中、少年はその身を戦いに投じるのだった。いつか、晴れますように。

黄昏の行方II

あの時よりもイイ男になったじゃない。艶やかな視線の先には千本鳥居を通り抜けた咎人が。何度だって奪ってあげる。口元は緩んでいた。アタシは罪に濡れた男が好きなのよ。そう言いながら視線を移した先、そこにはもう一人の罪に濡れた男がいた。

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聖戦の始まりと神才少女(~No.1354)

時の隙間の観察者

コーラス

少し綺麗で艶のある世界が私は素敵だと思うの。世界を調整する為に生まれた調聖者・コーラスは統合世界を覗き込みながらため息をついた。刻の隙間から観察する対象は愛すべき存在を失い、そして共に生きることを誓った一人の少年。なぜ、罪というものは生まれるのかしら。軽蔑の眼差しはどこか寂しそうだった。

水調者コーラス

水調者コーラスが自立型ドライバ【デプス】で奏でるのは世界の調律。だが、彼女に世界を自由に調整する権限は与えられていなかった。やっぱり、綺麗な世界が素敵だと思うの。その想いが強くなったのは、覗き込んだ世界の片隅に、汚れない瞳で、汚れない明日を求める少年がいたからだった。どうか、真直ぐな道を。

アオトに付いた新たな護衛

ツヴァイ

不協和音の正体は炎だけではなかった。地方都市が炎に包まれると時間を同じくして、また別の場所では街が水に飲み込まれていた。全て、流してしまえばいいんだ。ツヴァイは増幅型ドライバ【コード:A】から、ただ水を溢れさせていた。どうせ、僕らには名前すら与えられない。その溢れ出る水は、涙にも似ていた。

ツヴァイ:X04

全てを水に流させてはくれないんだね。ツヴァイの前に立ち塞がったのは水咎刀士だった。流そうとする者、留めようとする者、そんな二つの想いの流れはぶつかり合う。そして、そんな流れを壊したのは銃槌だった。まさかだよ、護衛の対象がアンタだったとは。再開を果たす二人。こんな偶然って、二度もあるんだね。

アスル=ブルーノ

オレもアンタと一緒で、目を覚まさせたい人がいるんだ。アスルが告げた聖王代理の計画。聖戦を止める鍵となる聖王奪還へと向かった炎咎甲士と円卓の仲間。そして水を留めた少年は双子の弟との決着を、新しい隊服に袖を通した少年は帰らない王の為の鞘を、二人はそれぞれの思いで、教団本部へと向かったのだった。

三人の妖精とレイニィ

雨術師レイニィ

精霊会議で報告されたのは人間の為に散った二人の妖精と、人間と共に生きる道を選んだ一人の妖精のことだった。旧知の仲間を三人同時に失った雨術師レイニィの心には更なる雨が降る。人間が、私から彼女達を奪ったのね。現天界の女王、現魔界の女王、全てに人の血が流れていると知った時、彼女は雨を受け入れた。

近づく再会、過去を知る案内人マリナ

堕水才シュレディンガー

もうすぐだよ、もうすぐ彼がここに来る。そう語りかけたのは水波神。堕水才シュレディンガーは、蒼き兄弟が再会する、その時を心待ちにしていた。あの日に溺れた初恋、彷徨い続ける狂気の海、二つに割れた恋が一つに重なり合う時、沈む先は空か海か。そして、溺れ続けた初恋に、最後の答えを出そうとしていた。

遊水洞トリトーン

立入禁止区域を抜けた先に、遊水洞は存在していた。涼しげな風、穏やかな日差し、生い茂る緑、そこはまるで、秘密基地のようだった。ここを、2人だけの内緒の場所にしよう。そんな約束をしたのは、金髪碧眼の幼き兄弟。水は2人を祝福していた。

マリナ

あなた様に、ずっとお会いしとうございました。そんな言葉と共に、水咎刀士の前に現れた少女マリナ。わたくしが、あなた様のお力になってみせます。そして、ぶんぶんと碇型ドライバ【アンクル】を振り回してみせた。なぜ、僕のことを。わたくしは、知っているんですよ。あなた様の、お父様を、お母様を、弟様を。

流水獣マリナ

あなた様は気付いていたんでしょう。ご両親の歪んだ愛情に。出来の悪い兄と、出来の良い弟。虐待される兄と、優遇される弟。だから弟様は。ただ、気付いていないことが、一つだけ残っているんです。続く一人言を遮る一言。君は誰だ。わたくしは、水先案内人です。誰の差し金だ。それはまだ、言わない約束です。

水精王の予感

再会は、もうすぐだね。水精王は語りかける。弟君に会ったら、どうするつもりなのかな。水咎刀士は口を開く。あの日の真実と、向き合うまでだよ。それは、彼らの両親が命を落とした真実。だから、行こう。教団本部は目前まで迫っていたのだった。

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