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Divine Gate -ディバインゲート- 攻略データベース

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ユニットストーリーまとめ【ヒカリ・天界中心】

簡易年表

  • かつて

    かつての聖戦

    • オベロン(精王)とヴラド(魔王)、神になろうとする
    • 禁忌を犯し、世界から弾かれる
  • 冒険開始

    聖なる扉を目指して冒険へ

    ウィルオウィスプ、ワルキューレ、ヒマワリが加わる

    • ヒカリが人間と妖精の混種族<ネクスト>であることを知る

    パーシヴァルと交戦

    • アーサーからの「とある勅令」を受けてヒカリと対峙

    ライコウが加わる

    • 創りだしたのはカルネアデス

    ティターニアがヒカリの前に立ちふさがる

    ティターニアの前にファティマと六色の女王が現れる

  • 天界

    夜汽車に乗って天界へ

    • ウィルオウィスプが歪な平和について語る

    ティターニア、天界でジュリエットと密談

    • その後、カルネアデスがジュリエットと接触

    天界にてオーディンと交戦

    • オズが呼び出した
    • ティターニアが撃破される
    • ワルキューレ、ヒマワリが撃破される
    • ウィルオウィスプが光に還り守護化

    オズの力で北欧神が弱体化

    オーディンを撃破

  • 黄昏の審判

    クロノスとカルネアデスが現れる

    ヒカリ、カルネアデスと共に妖精王に就任

    聳え立つ塔にて扉の君封印

    魔界からの宣戦布告を受け、聖戦開始

  • 光妖精王

    オベロン解放、失踪

    • ヒカリとモルガン(実姉妹)、アーサー(異母)の父

    ヴィヴィアンがヴラドの蘇生をネクロスに依頼

    オベロンが魔界陣営に加わる

    ヴラドが復活、天界陣営に加わる

    「血に濡れた妖精」が動き出す

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ヒカリとその仲間たち(~No.593)

ヒカリ

ヒカリ

光り輝く太陽の様な笑顔、少女はいつも笑っていた。楽しい時も嬉しい時も、哀しい時も苦しい時も、笑うことしか出来なかった少女は「光」を宿していた。両手で持つのも大変な大きな剣型ドライバ【リュミエール】の剣先は開かれた扉から溢れた光を指し示す。ヒカリを導く様に、決してその笑顔を曇らせない為に。

剣士ヒカリ

格別な「光」の資質を見せるヒカリ。その宿した光を「あの方の様」と言い表した光の精霊との出会いを経て、進化を遂げた【リュミエール:ドゥ】は天界<セレスティア>を指し示した。戸惑いながらも今はただ、光が指し示す方へ。それが本当の自分と、知りたくない真実と、向き合う事になると気が付きながら。

光剣士ヒカリ

光を司る精霊は告げる、お帰りなさい、と。それはヒカリが混種族<ネクスト>であると共に、皆とは異なる本当の人間ではないという証明。気付いていた真実、用意していた笑顔、新たなドライバ【リュミエール:トロワ】を手に笑ってみせる。だけどそれは、自分の為じゃなく、皆の笑顔を曇らせたくはなかったから。

閃光剣士ヒカリ

訪れたのは天界<セレスティア>に浮かぶ、誰もが光溢れる笑顔をこぼす永遠郷<シャングリラ>。本当の笑顔を、その意味を探す為に。生まれ変わったドライバ【リュミエール:ナユタ】と共に、誰かの為じゃなく、自分の為の笑顔を浮かべるヒカリ。けれど、それでもその笑顔は、審判の日を前にした皆を笑顔にした。

200万DL記念・その4

少女がみせた嘘偽りのない笑顔は皆に笑顔をもたらした。人間だとか、妖精だとか機械だとか、そんなこと、少女にとってはカフェラテとカフェオレくらいの違いにしか感じていなかった。沢山の仲間達と手をとり、きらきら笑顔と共に、聖なる扉へと。

一緒に旅する仲間たち

ウィルオウィスプ

光輝く天界<セレスティア>のアイドル、光の大精霊ウィルオウィスプ。その歌声は聞くもの全ての心を明るくする。交わった世界に不安を感じる精霊達は皆、彼女の歌声を心の支えに、希望の笑顔を浮かべる。本当の笑顔を無くした剣士は、彼女の歌声で笑顔を取り戻せるのだろうか。彼女は剣士に届くように歌う。

光精王ウィルオウィスプ

自らの遺伝子を継いだ光を宿した少女の、その偽物の笑顔を輝かそうと、永遠郷<シャングリラ>へ。溢れた沢山の笑顔は皆、心からの喜びに満ちていた。辛いことがあれば泣けばいい、楽しい時だけ笑えばいい。光と光の共鳴<リンク>、取り戻した笑顔から溢れた光はウィルオウィスプを光精王へと生まれ変わらせた。

プチキューレ

天界<セレスティア>の皆が楽しみにしていたのは、月に一度の光の大精霊のコンサート。乙女親衛隊は今日も警備に忙しい。光の妖精プチキューレは白い軍服に袖を通し、自らが仕える大精霊の安全の為に、その身を挺する。そして誰よりも近くで、その歌声を聴く為に、その光輝く力を分け与えてもらう為に。

ワルキューレ

親衛隊長へと昇進を果たし、その姿を変えたワルキューレ。これからも、命に代えても光の大精霊をお守りする、それが光の妖精の務めだからと言い放つ。だけど、それは果たして忠誠心か。いや、それは恋にも似た感情。彼女はその芽生えてしまった気持ちを、その気持ちの正体を、決して認めることはなかった。

黄玉塔トパーズ

トパーズの黄色い輝きの光に負けないほどの輝きを魅せていたのは光の妖精、聖なる乙女。常界<テラスティア>と天界<セレスティア>に住まう者が安全に行き来出来るようにと、その聖なる力で予期せぬ侵入者にのみ、光の刃を向けていた。

プチワリ

私は、あなただけを見つめているわ。唐突に言い放たれた告白、それは、光の戦乙女へと向けられていた。これは憧れかもしれない、だけどきっと、私にとってはこれが愛なの。真っ直ぐ過ぎるその瞳に、動揺を隠せないでいる戦乙女を見て、花の妖精プチワリは、笑顔を見せることもなく、ただ答えを求めていた。

ヒマワリ

自分の気持ちに、何の迷いもなかった。恥ずかしがることも、隠すこともないその一途な想いは光輝き、そして、花開いた彼女はヒマワリへと進化を遂げた。今もまだもらえない答え、それでも彼女は、ただひとりだけを見つめていた。そんな一途な想いの邪魔をする光の悪魔に対し、彼女は軽蔑の眼差しを向けていた。

ライコウ

やっぱり息抜きは大切、今日は女子だけでお買いもの。光を宿した少女と、常界の案内をしてもらう光精王、そんな主の身を守る戦乙女と、一途に見つめる太陽に咲く花。午後三時、川沿いのベンチ、並んだ四つのクレープ。せーの、で口にするはずだった甘さは、目にも止まらぬ速さで【ライコウ】の手へとさらわれた。

ライコウ:ナユタ

大切なものを取り返すため、四人の乙女は立ちあがる。優しい種族のはずの妖精達がみせた本気、それは一瞬の出来事だった。先走った三つの光に続き、眉間にしわを寄せた怒りの笑顔のままに振りまわされた光の大剣。再起動<リブート>を終えた【ライコウ:ナユタ】、ベンチにはクレープを持つ手が五つ並んでいた。

ライコウを作ったカルネアデスが見つめるもの

幻光研ホログラフ

眩い光が閉じ込められた研究所、幻光研ホログラフ。この施設は片目を閉ざしたひとりの天才へと、世界評議会が用意したものだった。次から次へと開発される自立型ドライバ達。片目の天才は、左目を閉ざしたまま、この世界の行く末を見つめていた。

被験体573、左腕に貼られた番号。幻光研に連れられてきた被験体は皆、力を抜きとられているにもかかわらず、とても幸せそうだった。力を抜きとる代わりに与えた幸せ、ただ、その与えた幸せは、天才にとって罰と同意義でもあった。

一体誰がこの落書きを読み、最重要機密レポートだということがわかるだろうか。読み解くこと自体が困難な丸文字に、余白を埋めるかのような落書き。(´・ω`・)と(`・ω´・)で示された実験結果、ただ、楽しさだけは誰にでも伝わっていた。

片目を閉ざした天才は言った。世界の半分は幸せで出来ている。もう半分は悲しみで出来ている。だけど、この世界は三つの交わりにより生まれた世界。彼女にとって、今の世界の隔たりなどは関係なく、ただ皆の幸せを願い、悲しみの裏側を見ていた。

聖暦の天才II

1日目の実験結果だよん (´・ω`・)
2日目の実験結果だよん (・´ω`・)
3日目の実験結果だよん ´・(ω`・)
4日目の実験結果だよん (´・`・)ω
5日目の実験結果だよん (´・)ω・`
6日目の実験結果だよん (`・ω´・)

カルネアデス

世界の半分は幸せで出来ている。もう半分は、悲しみで出来ている。ひとりの天才は、繰り返される悲劇を前に、自らの左目を隠し、そして、彼女の世界は半分になった。聖暦のカルネアデスと呼ばれた彼女の右目が映したのは、幸せか悲しみか。左目の義眼型ドライバ【オプタルモス】は、何を見ようとしているのか。

光才カルネアデス

幸せを求めた光才は、新たな刑罰を提唱した。人に悪意を忘れさせるには、罰を与えることではなく、幸せを与えることである、と。幸福刑が施行された第七監獄は、ただ幸せに満ちていた。それが、カルネアデスが右目に映したかった世界。そして、進化を遂げた【ピソ・オプタルモス】は、その裏側を見つめていた。

自律の鼓動IV

悲しみの世界を拒絶した天才により創り出された第五世代自律兵器型ドライバに込められたのは、もちろん幸せな世界だった。だが、常に見つめることを止めなかったその裏側。天才は幸せの裏の悲しみを知るが故に、常に明るく振舞い続けていた。

仲良く五つのクレープを口にした時、記録には無いはずの二人を思い出していた。顔も声も思い出せないが、なぜか楽しかったという記憶だけが残されていた。0と1の世界で生まれた自律兵器にとって、悲しみの世界は0なのか、それとも1なのか。

コガネ

ぴょんぴょん。監獄の中庭を飛び跳ねていた一人の少女。ぴょんぴょん。髪の毛を揺らしていた一人の天才。両目を閉ざしたら何が見えるのか。天才の興味はそれだった。結果、何も見えなかった。では、両耳を塞いだら何が聞こえるのか。結果、何も聞こえなかった。コガネにとって、そんな実験もお遊びの一環だった。

光拘獣コガネ

ぴょんぴょん。研究室で飛び跳ねていた一人の少女。ぴょんぴょん。手紙を書いていた一人の天才。そのプレゼントは、一体誰にあげるんですか。被検体から助手へ昇格となった光拘獣コガネは尋ねた。にんじん咥えた天才が告げた名前に聞き覚えはなかったが、きっと世界の裏側を知る人なのだろうと彼女は思っていた。

コウガニア

竜王はコウガニアに告げた。解放せし者が手にした六つの刃、それは自らが振るう為ではないと。そして、統合世界へと送り込まれた彼女の元に届いたのは大きなリボンで飾り付けられた特大の箱、中には【ナノ・ファーブニル】と一通の手紙が。「あとわよろしくぴょん(`・ω´・)」と、丸文字で書き記されていた。

ティターニアが願う、少女の平和

ティターニア

神々しいほどの輝きを放つ六つの光の出現に戸惑う常界<テラスティア>に舞い降りたのは、美を司さどる大精霊ティターニア。差し伸べた手は、光を宿した少女へと。これ以上、聖なる扉<ディバインゲート>に近づいてはなりません。それはまるで、幼子を叱る親の様。彼女は誰よりも、少女自身の平和を想っていた。

妖精王ティターニア

全て、精霊会議での決定です。それでも拒もうとする光を宿した少女へと向けられる強い眼差し。力を解き放ち、妖精王としての姿を露わにするティターニア。もう、時間がありません。強引に差し出された手は、歪な感情を纏っていた。これ以上、都合の良い犠牲を出すわけにはいかない。二人の間に光精王が立塞がる。

▼【補足】精霊会議と都合の良い犠牲

ヨウキヒ

数年前の出来ごと、精霊会議にて議決された一人の妖精の天界<セレスティア>追放。反対に票を投じるも、守ってあげることが出来なかった後悔が、今でもヨウキヒを追いつめていた。同じ優しさの風や厳しさの風に吹かれて育った仲間との別れ、彼女は大切な人を失って初めて、天界の作られた歪な平和に気が付いた。

風の美女ヨウキヒ

犠牲の上に成り立っていた平和、それは外から見れば喜びに満ちた世界なのかもしれない。だけど、少なからず、都合の良い犠牲は存在していた。天界<セレスティア>の歪な平和の真実を追い求めた風の美女ヨウキヒに、ひとりの天才が囁く。だから私は片目を閉ざした、大切なのはいつも、隠された裏側だから、と。

ラプラス

折れた翼、傷ついた背中、それは天界からの追放の烙印。罪状さえも告げられぬまま、少女は空に堕ちた。加速する度に遠のく意識、あぁ、翼を下さい。そんな彼女を受け止めたのは、柔らかな衝撃。月日は流れ、想いは形を成し、義翼型ドライバ【エール】が完成されると共に、彼女は聖暦の天才・ラプラスと呼ばれた。

風才ラプラス

風の妖精達が立て続けに行方をくらませていた。そして、その裏で噂をされたひとりの少女。全ての記録から抹消されたひとつの名前、それは昔、有り余る才能が危険分子認定され、不遇にも追放を余儀なくされた悲劇の少女の名前。妖精は、時として悪魔になる。風才ラプラスは【ディアブル・エール】で天界を翔けた。

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天界の歪な平和(~No.772)

真意を問う魔女王の代理

ファティマ

一族を裏切った道化の魔法使いによる解放、対抗すべく訪れた古の竜、上位なる力の前に人間は為す術をなくしていた。戸惑う常界、光を宿した少女を想い、睨み合う二つの光。そんな時、奏でられた色彩。それが天界の答えなのね。幼き魔女王に代わり、六色の女王を引き連れたファティマは【アポカリプス】を構えた。

幻奏者ファティマ

終わらない幻想を、奏でてあげる。形を変えた【アポカリプス・マリア】が指揮をとる六色の宴、そこに協調などはなく、また、その各々の独奏が美しくもあった。天界は神の怒りを恐れ、歪な平和を作り続けると言うのね。妖精王へ真意を問う幻奏者ファティマ。それが約束された未来よ。妖精王は美笑を浮かべていた。

少女たちは夜汽車で真相に触れる

ハールレム

見つめ合う妖精王と幻奏者、一列に並んだ六色の女王。ただ息を飲みながらその光景を見守ることしか出来ない光を宿した乙女達の前に突如して現われた大きな光。それは鎧型ドライバ【サロモン】を纏ったハールレムだった。さぁ、早く乗り込んで。光の夜汽車は空を翔ける。お待ちなさい。美しき声は遠くに聞こえた。

夢幻駅ハールレム

大きな光の中から現われたのは、聖なる扉行きの夜汽車を止めた夢幻の駅。行き先は出口なのか、それとも入口なのか、それは辿り着くまで知らされることはなかった。何故ならそこは、人によっては出口でもあり、また入口でもあるからであった。

光番人ハールレム

あなた、ノアの一族ね。核心をついた光精王。君を聖なる扉へ届けるのが、私の使命だから。ハールレムは光の少女を見つめていた。だとしたら、その前に寄って欲しい場所がある。光精王が語るのは歪な平和の歴史とその裏の都合の良い犠牲。【サロモン:トゥエイ】を身に纏った青年は、行き先を天界へと変えた。

戦乙女ワルキューレ

光精王への想いを隠しながらも、使命を全うする戦乙女ワルキューレ。度重なる危険に遭遇しようとも、自らが盾となり命に代えてもお守りする、そう決めていたはずだった。天界<セレスティア>の成り立ちを、歪な平和の片鱗を知ってしまった時、彼女の中で何かが、信じていた大切な何かが崩れ去ろうとしていた。

天界で再び待ち受ける妖精王

ジュリエット

美宮殿<コロッセオ>の寝室、ジュリエットは宝石の散りばめられたソファに腰をかけていた。あの方との約束、覚えているわよね。問いかけた先は妖精王。もちろん、わかっているわ。浮かべた不敵な微笑み。アナタが殺せないのなら、私が殺すわ。追い詰める一言。あの子だけは、私が。笑みを眉間のしわへと変えた。

光戯竜ジュリエット

光戯竜ジュリエットが手渡されたのは短剣型ドライバ【デッド・マキューシオ】だった。演じるだけの人生なんて、既に決められた未来が待っているだなんて。自ら首筋に当てた刃、閉じた瞳、次の瞬間、背後に聞こえた二種類の高い声。だったら、背けばいいんだぴょん。にんじん咥えた天才は、助手と共に現われた。

オーディン

帰還率100%の神刃型ドライバ【グングニル】はオーディンの手に握られた。天高く聳える塔から放つ神々しい輝きは、そこにこの世界のものではない何かが、そう、神がいるのだと誇示するのに相応しかった。そんな彼女は遥か彼方を見つめ、刃を放つ。何を目掛けて放ったのか、それは彼女のみぞ知る話だった。

光神オーディン

天界に着いた乙女達の前に現われた妖精王。天界の裏側を教えてあげるわ。静かに話し始めた矢先、一筋の光が美宮殿へ突き刺さる。光を宿した少女の正面、赤く染まった妖精王。意外な邪魔者だなぁ。光から少し遅れて現われた光神オーディン。私は所詮綴られた存在、でもあなたは。妖精王は少女を抱き、そして光へ。

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光妖精王、誕生

妖精王の想い

黄昏の審判:序章

美しき世界の為に、許されざる偽りを続けた。それが正しいと、皆の為だと思っていた。でも、所詮私は綴られた存在だった。最初から踊らされていた。だから、最後にあの子に伝えることが出来て良かった。嘘偽りない、幸せな世界になりますように。

黄昏の審判:光の軌跡

少女は自分が普通ではないことを知っていた。本当のお父さんは、お母さんは誰。全て偽者なの。だが、少女は育ての両親を、みんなを悲しませたくはなかった。だから少女は、笑顔だった。そして、苦難を乗り越え、本当の笑顔を手に入れたのだった。

天界の裏側を教えてあげるわ。そんな前置きから始まった妖精王の独白と、それを遮る光の刃。だが、僅かに知ることが出来た真実。光へと消える妖精王が言い残した言葉。でもあなたは、私の愛した人の娘だから。そして少女は、作り笑顔で見送った。

少女の目の前、散り逝く仲間達。光神の力は絶対だった。そして、今だ笑顔のまま立ち尽くす少女を目覚めさせたのは少女を見守り続けた光精王だった。手を、繋ごう。いつまでも、解けないように。伝わる輝きは、少女の中、生き続ける光となった。

決死の思いで光神を退けた矢先、少女の元に現れた観測者達。お迎えよ。同時刻、駆けつけた一人の天才。見つけたぴょん。そして少女は決断する。幸せな世界を創りたい。だから私は、聖なる入口へは向かわない。そして光妖精王は生まれたのだった。

幸せな世界

光妖精王ヒカリ

黄昏の審判は終わり、天界と神の繋がりは途絶えた。綴られし妖精王は消え、辿り着いた歪な平和の真実。美宮殿で難しい書類に目を通すのは妖精王の座を継いだ光妖精王ヒカリ。その直ぐ傍、世界評議会を抜け、幸せな世界を求める天才の姿が。新たな女王は告げる。今度こそ、私がみんなを幸せな世界へ連れて行くよ。

黄昏の審判:光の軌跡

黄昏の審判が終わり、取り戻した平穏。妖精議会の席に立つ光妖精王には様々な視線が向けられた。幼さの残る容姿、強すぎた例外の血筋、指名手配犯との交友関係、そして側近の一人の魔物。それでも少女は、幸せな世界の為、日夜奮闘するのだった。

黄昏の行方IV

光の神は羨ましそうに天界を眺めていた。やっぱり、若いってイイねぇ。必死に走り回る光妖精王は汗を流しながらも笑顔を振りまいていた。でも、若さって残酷よ。それは幾度となく繰り返される争いを見てきた彼女だからこそ、こぼした言葉だった。

フェイザ

世界なんて、幾つものズレが重なり合って生まれるんだよ。調聖者・フェイザが覗き込んでいたのは天界。やっぱり女の園は美しいね。視線が離さないのは光の乙女達。でもやっぱり、彼女達はどこかズレているよ。肯定的なズレと否定的なズレ、その二つのズレの意味は彼にしかわからない。でもまぁ、いんじゃない。

光調者フェイザ

最初は、いつだって小さなズレなんだよ。光調者フェイザは続ける。だけどね、一度でもズレてしまったら、どんどんズレていくんだ。時間が経てば経つほど、ズレは大きくなるものなんだよ。自立型ドライバ【レゾナス】に問いかける。そろそろ、僕達も動かなきゃいけないのかな。刻の隙間は、少しざわめいてみせた。

ヒカリ:ハロウィン

常界の仕来りに習い、天界ではハロウィンパーティーが行われていた。お忍びで参加する光妖精王ヒカリの目的はもちろん期間限定クレープ。妖精と人間の間に生まれた子が天界を治めることへの反発に耐える彼女に訪れたほんの一時の安らぎ。だが、彼女の父の存在に気づいてしまった妖精達は、ただ恐怖に怯えていた。

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闇の妖精王、失踪(~No.1025)

天界のとある場所で

セイカシャイリウム

死してなお、愛の為に生き続けた一人の男がいた。涙も流せないその姿に、セイカシャイリウムが贈ったのは心からの聖歌。魔物でありながら、天使の様な姿のまま天界へと昇り、そして目にしたのは、何者かに創り出された存在である妖精王の苦しみ。創られた王であれば、その子もまた、創られた存在なのだろうか。

フラワダクリウム

闇の魔物でありながらも、祝福の優しい哀しみに包まれて天界へと昇ったフラワダクリウム。辿り着いたのは優しさが溢れる天界ではなく、歪さが溢れた天界の裏側だった。ちょっと、そこの鍵を開けてもらえないかな。深い闇が閉じ込められた洞窟の奥、幽閉されていたのは、もう一人の創られた男の妖精王だった。

拘束と解放V

少女を無事に送り届けたし、これで晴れて自由の体になったと思ったら、今度は天界に行ってこいだなんて、まったく酷い扱いだ。それに、深い闇が閉じ込められた洞窟だなんて、誰が好き好んで行くかよ。今度こそ、本当に自由と引換えだからな。

サトス

次種族<セカンド>になることを望んだのか、それとも望まれたのか、人でありながら獣になることを望んだのか、それとも望まれたのか。目を覚ました時の彼女の満面の笑みをみれば、それはどちらも前者であることは一目瞭然だった。力を得たサトスが見つめた一枚の写真、そこには自分と同じ笑顔の闇の獣の姿が。

闇波獣サトス

やっと同じ力を得ることが出来たわ。グリモア教団の力を借り、そして六波羅と呼ばれるまでに力をつけた闇波獣サトスは自由を手にした。やっとあなたに会えるわ。幾人からの話を頼りに向かった先は天界<セレスティア>の深い闇の洞窟。出迎えたのは解放された闇の妖精王、その隣、写真の獣は首輪を繋がれていた。

堕精王と堕王

オベロン

ふぁあ、よく寝た。解放されてしまったオベロン。彼は綴られた存在でありながら、神になるという禁忌を犯した妖精であり、そして世界を敵に回した。おはよう、元気だったかい。目覚めた彼の前、一人の仮面の男は現れた。今ね、世界がとても、大変なんだよ。そして返す答え。世界なんざ、生まれた時から俺の敵だ。

堕精王オベロン

久しぶりの再会に嫌悪を示す堕精王オベロン。目障りだ、消えてくれ。それは仮面の男に連れられたもう一人の男に向けられた言葉。綴られた存在に子供が存在していたとしたら、その子供に前世が存在しないということは、ごく当たり前の事実だった。悪いが、俺は好きにやらせてもらう。開いた掌に咲いた花は散った。

堕精王の失踪

ロビン

何故、ロビンが天界代表として世界評議会に送り込まれたのか、それは世界評議員だけでなく、天界の妖精達も皆、頭を悩ませてしまうほどの事件だった。会議日時を間違えるだけでなく、会議場所の勘違いは毎度のこと、そして結果数時間の遅刻は当たり前だった。魔界と一触即発の最中、何故、彼女が選ばれたのか。

世界評議員ロビン

評議員にロビンを選んだのは紛れも無く光妖精王だった。彼女なりに考えがあってか、それとも何も考えずにか。ただ結果、魔界が武力行使に出ることはまだなかった。また、彼女は次の会議での報告事項が憂鬱だった。それは幽閉していた堕精王失踪の件。この事実を知る者は、天界でも僅か一部の妖精達だけだった。

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ヴィヴィアンの思惑と堕魔王(~No.1268)

精霊議会直属天候術部隊【ウェザードリーズ】

サニィ

天候術を学んでいた彼女が手に入れたのは精杖型ドライバ【サニィ】だった。精霊議会直結の精霊士官学校では入学と共に名は消え、そして卒業と共に新しい名前が与えられる。それは妖精としてではなく、一人の兵という役割で生きることを意味していた。そう、平和であった天界にも、このような組織は存在していた。

シャイニィ

新たな組織を準備しているの。士官学校で教官を務めていたシャイニィにそんな話が持ちかけられた。いつか時代が巡った時、あの子の力になって欲しい。手渡された精霊議会直属天候術部隊【ウェザードリーズ】のロングベスト。受け取って、もらえるかしら。美人の頼みじゃ仕方ねぇ。それはまだ、美精王の時代の話。

晴術師サニィ

晴術師サニィに手渡された写真は炎の魔将。私に似ている気がする。その晩彼女は眠れなかった。もし、同じ世界に生まれたら。もし、違う出会い方をしていたら。抗うことの出来ない運命、それは仕官した時に全て受け入れたはずだった。でも、私、この子と友達になりたい。そんな迷う彼女の元へ、炎の美女は訪れた。

明日の天気Ⅰ

明日の天気は晴れ、明後日も晴れ、明々後日も晴れ、そんなことを夢見てた。だが、現実は違っていた。明日は曇り、明後日も曇り、明々後日も曇り、それは晴術師の心模様。もやもやから、逃げるわけにはいかないんだね。そして彼女は覚悟を決めた。

レイニィ

士官学校の卒業と共に彼女に手渡された精杖型ドライバ【レイニィ】と名前。喜ばしい出来事にも関わらず、彼女の心は雨模様。もう、引き返すことは出来ないのね。それは初めからわかっていたこと。どうした、浮かない顔だな。そっと語りかけたのは水の美女。雨はいつか、止むのでしょうか。今もまだ、雨は降る。

雨術師レイニィ

精霊会議で報告されたのは人間の為に散った二人の妖精と、人間と共に生きる道を選んだ一人の妖精のことだった。旧知の仲間を三人同時に失った雨術師レイニィの心には更なる雨が降る。人間が、私から彼女達を奪ったのね。現天界の女王、現魔界の女王、全てに人の血が流れていると知った時、彼女は雨を受け入れた。

明日の天気Ⅱ

人間が全てを惑わす。私達は、私達の世界で生まれ、生き、そして死ぬべきなの。そう、人間は全ての元凶なのよ。その想いを捻じれていると言った者もいた。だが、それは自然なことであると言った者もいた。これは裏切りなんかじゃありませんから。

ウィンディ

塗りたくるポマード、細めのコーム、最後の仕上げは温風を。その間1時間59分。今日のオレもイカスぜベイベ。向かう先は精霊仕官学校。跨ったバイシクルはカマハンカスタム。校門を抜けると、卒業式は閉会していた。オーマイガッ。だが、そんな彼へも卒業の証に精杖型ドライバ【ウィンディ】が用意されていた。

風術師ウィンディ

オレ、こいつ知ってるぜ。風術師ウィンディはキメ顔の写真に見覚えがあった。それは常界へ社会見学に訪れていた時のこと。あぁ、風が泣いている。そんな呟きが聞こえた。いや、今の風はファンキーだぜ。そんな些細な風議論から始まり、パーマとリーゼントの罵り合いで幕は閉じた。あの時の決着をつけるぜベイベ。

明日の天気Ⅲ

こんな時に悲しいバラードなんか聴きたくないぜ。風術師が耳元の風を、悲しいと感じるのは珍しいことだった。いやこれはアンセムか、忘れるとこだったぜ、ベイベ。思い出したのはそう、伝説的なミュージシャンはみな、若き最期を迎えていた事実。

クラウディ

何列にも並んだ席の一番前、教卓の目の前が指定席となっていた少女がいた。学年一背が低く、体重も軽い小さな少女。だが、存在感は誰よりも大きかった。そして、そんな少女は卒業式で精杖型ドライバ【クラウディ】を手渡された。その時、入学以来初めて開いた口。これでやっと、魔物を葬っても罪に問われないわ。

ウェザードリーズに伝えられた「とある計画」

眩術師シャイニィ

精霊会議後に集められたウェザードリーズに説明されたとある計画。だが、それは光妖精王が席を離れた後の話。ちゃんと説明をしてくんねぇか。眩術師シャイニィは苛立っていた。ここから先は、大人の話だから。そう言ってみせた大人は、どう見ても少女だった。水色の前髪の向こう、眼差しは未来を見据えていた。

明日の天気Ⅳ

眩術師は、湖妖精の考えが信じられなかった。奴の力に頼るということは、一歩間違えれば天界は跡形もなく消えるということだぞ。それでもね、そうする以外に方法はないの。何をそんなに焦っている。そう、珍しく湖妖精に焦りがみえたのだった。

曇術師クラウディ

ウェザードリーズが一同に集まる場であっても、曇術師クラウディが口を開くことは決して多くなかった。必要な時、必要に応じて、必要な言葉だけを発する。それが彼女だった。だが、そんな彼女が豹変したのはとある計画が説明された直後。二人の仲を引き裂いてやるわ。八つ裂きにしてやるわ。魔物は、死ねばいい。

明日の天気Ⅴ

魔物はみな、死ねばいいのよ。何が彼女をそこまで掻き立てるのか。裏切り者の闇精王も、あっちにいるのよね。闇の力が、魔物のものだなんて、誰が決めたのかしら。魔物がいなくなれば、私の両親は。それにもう、隠れて生きる必要もなくなるのよ。

招集された六人の美女

美女のお清めⅠ

美宮殿に呼び出された炎の美女。あなたには、きっと彼女の相手をしてもらう。それは魔界の黒い森の赤い女王。私、彼女を知っているわ。そして続く言葉。へぇー、俺もそいつ、良く知ってるぜ。なぜか炎の美女の隣、そこには炎刑者がいたのだった。

美女のお清めⅡ

花はいつか、散ってしまうものなの。水も滴る絶世の美女は思い出を眺めていた。どうせ散るなら、綺麗にね。その言葉から感じとった不穏な覚悟。これは私からの命令です。絶対に、もう、誰も死んだら駄目です。それじゃあ、何の意味もないから。

美女のお清めⅢ

風の美女はひとりだった。あの頃は、いつも四人だったのに。同じ世界で生まれたにも関わらず、離れ離れになってしまった彼女の耳に聖戦の話は遠かった。だったら目を覚まさせるのが、あなたの役目じゃないかな。湖妖精はそう優しく声をかけた。

無の美女は王子様を助けるために

スノウィ

天界の雪降る街出身の彼は、歳の離れた兄妹と無の美少女、捨てられた人間の男のことを良く知っていた。自由奔放に振舞う彼らが少し羨ましかった。だが、決してああなってはいけないと言い聞かせていた。何故なら、自分は妖精なのだから。そして仕官をし、卒業、精杖型ドライバ【スノウィ】を手に入れたのだった。

雪術師スノウィ

魔界勢力に対抗するのにウェザードリーズだけでは力が及ばないことは明白だった。そして声がかかった六人の美女。だが、一つ生じた誤算。それは天界から行方を眩ませ、音信不通となっていた無の美女の存在。ほら、やっぱり彼らったら。雪術師スノウィは飽きれていた。いいよ、僕達の邪魔をするのなら、その時は。

美女のお清めⅥ

決して色褪せることのない遠い日の記憶。彼女はそんな思い出の中へと逃げ込んでいた。辛過ぎた現実から逃げ出していた。いつまでも、私の中のあなた達は笑っているのに。そんな無の美女の後ろに立っていた一人の男。逃げるのはここで終わりだよ。

明日の天気Ⅵ

もう、君達に好き勝手動かれるわけにはいかないんだ。雪術師は無の美女へと語りかけた。君には、君の仕事をしてもらわないと。だが、縦に振られない首。だったら、ここで消えてもらう。その時現れたもう一人の男。彼女の仕事はね、他にあるんだ。

マーリン

聖王代理のすぐ隣にいたのは樹杖型ドライバ【ブリージア】を手にしたマーリン。まだ彼の行方は掴めませんか。少し不安そうな声。大丈夫よ、私達の王は絶対に、死んでも死なないような男だから。それにね、うちの子達もあの頃より頼れるのよ。二人はにやりと笑う。そうでした、彼と、彼が選んだ部下達ですもんね。

魔術師マーリン

僕は僕の出来ることをしなければならない。そして一人、向かった先は天界の外れ。やっぱり、ここにいる気がしたんだ。そこは在りし日の聖王と聖者がよく喧嘩をしていた川沿いの土手。彼女と話をさせてもらうよ。優しい表情のまま発した殺意、仕方なくその場を後にした雪術師。共に行こう、彼に、お帰りを言いに。

死医者により復活した堕魔王

聖光才カルネアデス

魔物でありながら天界にその身を置いたカルネアデスは聖光才として受け入れられていた。だが、それはごく一部の間でだけ。彼女は、敵だ。歪な平和が崩れた天界に蔓延る無数の雑言。そして彼女を傍に置くと決めた光妖精王に突きつけられたひとつの報告書。彼女は、眠りから醒めた一人の男と繋がっていたのだった。

死医者ネクロス

死医者ネクロスの元に届けられたのは綺麗な顔をした男だった。そして、添えられていた一通の手紙。彼は魔物かしら。だが少し様子が違っていた。もしかしたら、竜なのかしら。ただ、そんなことは彼女にとってどうでもよかった。そして、この時彼女が蘇らせた男が、聖戦に必要不可欠な最後の欠片となるのだった。

クロード

あら嫌だ、まったく。そう、クロードは知っていた。堕魔王が目覚めたことを。せっかく、平和が訪れていたっていうのに。世界評議会への推薦状と、手にした筆型ドライバ【ルァーブル】。これで私に、彼を塗り潰せっていうことなのかしら。そう、彼女は知っていたのだ。かつての聖戦と、争った二人の王の存在を。

ヴラド

寝惚け眼を擦りながら起き上がったヴラド。おはよう、随分と眠ってたわね。覗き込む水色の前髪。冗談は止めてくれ。ついた悪態。こんなこと、冗談でしないよ。そして交わされた密約。オレ達はあの時、世界から弾かれた。でも、やり残したことがあるでしょう。そう、彼はただ、果たせなかった決着をつけたかった。

堕魔王ヴラド

かつて、強大な力を誇る二人の王が存在していた。天界を統治する精王と、魔界を統治する魔王。二人は共に禁忌を犯し、世界から弾かれていた。そして時は過ぎ、二人の王は再び対峙する。だが、あの時と形を変えて。天界を率いるのは、堕魔王ヴラド。そして、魔界の王の席についていたのは、目覚めた堕精王だった。

かつての聖戦

水画伯マルク

未来を生み出す為に、前を向く必要はないんだよ。優しい声が水画伯マルクを支えていた。未来は、過去の積み重ねでしかないんだから。そう、過去が、未来を作るんだ。そして彼は、ひたすら過去を探し続け、やっと辿り着いたのは、かつての聖戦と呼ばれた一つの争いだった。そっか、僕はこの未来を描けば良いんだ。

かつての聖戦Ⅰ~Ⅵ

かつて神と竜は争っていた。似たように天界と魔界も争っていた。だが、全ては聖なる扉が閉じられると共に、終焉を迎えた。そして今、再び聖なる扉は開かれた。やはり、歴史は繰り返されるのね。観測者は、繰り返される歴史を観測していた。

彼は、魔界の為に竜へ近づいたわけじゃない。現闇魔女王へ告げる魔界の歴史。だから私達は彼を追放した。でなければ、私達の世界は壊されていた。だからこそ、私達に今必要なのは、彼じゃなく、彼なのよ。そう、彼女の後ろには、堕精王がいた。

彼は、ただ綴られた存在だった。戦う為だけに、産まれた。そんな彼が、神になろうとした。湖妖精は、光妖精王に真実を伝える。でも、彼は私達を裏切った。そんな彼を止めるには、彼しかいないの。美宮殿の王の間、そこには堕魔王が君臨していた。

可愛い女王サマだこと。天界の女王の隣りには堕魔王が。私はあなたのことを信じたわけじゃない。オレはヤツと戦えればそれでいい。なぜ彼女は彼を受け入れたのか、それは天界を滅ぼす力を持つとまで言われた彼が、悪人には見えなかったからだ。

彼らは、今度こそ世界の為に戦ってくれるかな。悪戯神が口にする世界とは、どのような意味が込められているのだろうか。天界魔界のことなのか、統合世界のことなのか。それともまた別の世界のことなのか。世界って言葉は、本当に都合がイイネ。

カルネアデスの現在と過去

助手レポート

美宮殿の近く、新たに「幸せの白兎研究所」が設立された。誰が、こんなふざけた名前を。答えは明白。所長、お客さんがいらっしゃいました。呼びかける助手兎。すぐ行くぴょんっ。笑顔で答える所長。そう、この所長にして、この研究所ありだった。

世界が幸せで包まれるのなら、それはとっても幸せなことだぴょん。それは、ある種の歪んだ感情。私は、所長の考えることがわかりません。だが、聖光才は笑顔で研究を進めていた。私は完全世界を否定した。いや、そこに完全なんてなかったんだよ。

聖光才の口から語られたのは、不完全な完全世界。だから私は、みんなを解放してあげるんだ。言葉ではなく行動で示す意思。それが幼き過ちとの決別なんだぴょん。無理に浮かべた笑顔の裏側の、悲しみの心。私はずっと、所長についていきますね。

動き出した、血に濡れた妖精

光精王の予感

彼女と戦う覚悟は、出来ているんだよね。光精王の問いかけに、口を閉ざした光妖精王。お嬢ちゃんは、黙って見ててもいいんだぜ。堕魔王の優しさ。でも、これは私の責務だから。だが、そんな三人に隠れて、すでに動き始めた妖精が存在していた。

神叛獣ロメオ

綴られし獣は運命に背いた。だが、それは同時に禁忌を犯すということ。これで君は、死ねなくなったよ。だが、神叛獣ロメオは知らなかった。運命に背いた結果、更なる運命に翻弄されることを。向った先は天界、そこに彼女はいなかった。見られちゃったね。彼女の代わりに見つかったのは、血に濡れた妖精だった。

運命に背いた獣Ⅴ

ありがとう。その言葉で悲劇は終わりを迎えた。そして、彼が出会ったのは新しい始まり。血に濡れた妖精は語る。これが私に出来ること。あの子は彼を想う。彼は彼女を求める。だから彼女はここにいない。それなら、私が代わりを果たすまでだから。

神叛竜ジュリエット

綴られし竜は運命に背いた。だが、それは同時に禁忌を犯すということ。これで君は、死ねなくなったよ。だが、神叛竜ジュリエットは知らなかった。運命に背いた結果、更なる運命に翻弄されることを。向った先は魔界、そこに彼はいなかった。見るな。彼の代わりに見つかったのは、永遠の眠りについた魔物だった。

運命に背いた竜Ⅴ

ごめんなさい。その言葉で悲劇は始まりを迎えた。そして、彼女が出会ったのは新しい終わり。不夜城に届けられた差出人不明の棺、覗き込むのは五色の女王。施された死化粧、無数の蓮の花に包まれ、永遠の眠りについていたのは、白の女王だった。

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